白目は剥かなかったけど(笑)
や、ほんと楽しかったです。
笑って泣いて震えて叫んで彼らの集大成を感じてきました。
なんだろ、こう全開に自分の蛇口をひらげたかんじ?
今感じられる事全てを彼らから頂いてきました。
自分が二十歳であるこの瞬間に、このライブに行けて良かった。
本当にね、頑張ろうって思えたのね、彼らを見て。
だって15年って、はいども言ってたけど本当に続けるのは大変やと思うんです。
それでも今までこうしてこのバンドを続けてくれて、
また来年からホールツアーまで始めるって言うんですよ。
そりゃ私も頑張ろうって思いますわな。
勝手な受け取り方だけど、こういう感情をライブで持てた事が嬉しいなあ。
うーん・・・言うことがねー、思いつかない。
精神的に何か、得るものが多かったんですよね。
しがらみも何も捨てて、素直にありがとうと言って言われるあの空間が、
最高に幸せだった。
ファンになって良かったって思うのは、
ただいい演奏といい曲を提供してくれるからだけじゃない。
こんな風に、素直に好きだって思える対象があることが幸せだからよ。
ありがとう。
続いて行ってくれてありがとう。
これからも宜しくお願いします。
で、今回はね、
見る:感じるが5:5くらいだったのも凄く気持ちよくて。
今まで見る事に夢中で夢中で、音に関しては真っ白になる事が多かったんやけど、
今回は音が、重なって出来上がっていることを体で感じられたのね。
うんと、言葉で上手く言えないけど。
曲の世界にすっと入って行けたというのか。
同じ感覚でなくても、この人たちと同じ「音」を感じてる実感があった。
はいどが今回、すごく歌に気持ちを込めて歌ってくれてるのが解ったからかもしれないね。
目の前で紡がれる「音」にメンバーと一緒のリズムで感情で没頭したんです。
「見る」ことが全てじゃなくて、
例えばテツが今このフレーズをこのリズムで弾いている事自体だけでよかったというか。
見えなくても、
見てなくてもそこにいるって「音」で解った。
こんな風に曲を感じたのは初めてだったなあ。
もしかしたらこれってすごく初歩的な事なのかもしれないけど、
大事な事だなって。
音楽は芸術と似てるんだなあ。
ラルクはアーティストなんだなあ。
作品に物語があるんだ。
もちろん、見たんですよ?
はいどのキレーなお顔もテツのくるくるベーススタイルも、
けんちゃんの笑顔もユッキーの飛び散る汗も、ね(笑)
でもそれ以上に得るものがあった訳で。
ラルクが作る「音楽」が死ぬ程自分好みなんだなあってよ〜くよく解った。
だから今回、「曲」の「音」で泣いてしまったのかな。
「そこにいる」っていう事実に、
「音」が入って、ますます存在を実感してしまって。
さらには実感したその存在がいとおしくていとおしくて。
愛しい感情がダムが決壊したときみたいに溢れ出て、
ハイドの言った「ありがとう」で漏れ出した。
最後の曲付近の彼らのトラブルをリアルタイムで経験していないから、
「虹」という曲に思い入れがある訳でもないのに、
その旋律と、彼らの歩いて来た道の深さをじんわりと感じて、
本気で泣いてた(笑)
ただひたすら、好きだなあって思った。
7年ファンやってて、一番そう思った瞬間だったかもしれないな。
もう自分で自分の感情がコントロール出来なくて、
一体今回は私、
どうしていつもみたいにギャーギャーした感想書く気になれないんだろ?って思ってたけど、
書いてみたら解った。
やっぱり「ソロ」じゃない、「ラルクアンシエル」がいいな。
テツが好きなだけじゃない、ラルクのテツだからこんな好きなんだな。
あの4人でいるからこそ、4人とも大好きなんだなあ。
自分が彼らを好きになった理由が、ちょっと見えた気がした。
あまりに真理に近くって(自分の中で)、もう言葉にもできなかったんだ。
まとまりないなあ。
でも何か、凪いでいるかんじ。
いまもそのいとおしいかんじょうが、蛇口からぽたぽた落ちている。
落ちては帰って来て自分の中にしみ込む。
こんな風に何かを好きになることができる自分がちょっとお得だなあとさえ思う。
だって好きなんだもの。
どうしようもない、
どうしたって終わらない。